『テレビの中に入りたい』(24)等で注目されたジェーン・シェーンブルンの最新作。若い女性監督クリスは、子どもの頃に夢中になって見ていたスラッシャー映画『キャンプ・ミアズマ』のリメイクを監督することになった。彼女は、その第1作で最後まで生き残ったヒロインを演じたビリーをキャスティングするため、人目を避けて第1作のロケ地に暮らしているビリーを訪ねる。ふたりがかつての映画について語るにつれ、現実と虚構の境界が次第に曖昧になってゆく…。1980年代に大流行したスラッシャー映画へのオマージュであると同時に、映画が自己形成にどのような影響を与えるかについて考察する作品でもある。第79回カンヌ映画祭「ある視点」部門のオープニングを飾った。