タジキスタンから、一編の詩のように美しい映画が届いた。『Another Birth』は、タジキスタンの山村に暮らす一人の少女の物語である。ある夜、少女は母に尋ねる。「人は悲しみのために死ぬこともあるの?」「悲しみのために、人は消えていくこともあるのよ」。少女は再び尋ねる。「消えていくって、どういうこと?」「人生の味を、もう感じられなくなることよ」。帰ってこない息子を恋しく思いながら、かろうじて生き続ける祖父と、孤独な暮らしの中で次第にしおれていく母を見つめながら、少女は詩を朗読し、賢者を訪ね、パリ(ペルシア神話の妖精)を探し回り、消えていく祖父と母をつなぎ止めようと努める。絵のように美しいタジキスタンのシャダラ渓谷を背景に、無駄なく設計された照明と、静止したイメージの間に漂う繊細な緊張感が、この映画の詩情をいっそう高める。少女が朗読する詩に乗って、母の愛と悲しみ、絶望が音楽のように流麗に流れる。そして少女は、母の悲しみを通して人生の味を学ぶ。タジキスタン系女性監督による注目すべき長編デビュー作である。