ディズニーの『アントマン』シリーズに携わったフランスのグラフィックノベル作家ウーゴ・ビアンヴニュが、今度は感覚的で美しいSFアニメーションを披露する。宮崎駿の自然観と主人公たちを思わせる『Arco』には、私たちすべてに向けた希望のメッセージが満ちている。プロデューサーである俳優ナタリー・ポートマンも、この若い監督の繊細なビジョンと肯定的なメッセージに深く感動したと明かしている。2075年、自然が危険になりすぎたため、子どもたちはドームの中で暮らし、親と離れてロボットに育てられている。10歳の少女アイリスはある日、自分は遠い未来から来て、虹に乗って空を飛べると言う同い年の少年アルコと出会い、希望の光を見いだす。空から降りてきた友人との友情、彼を助けるロボットのミッキ、そして大人たちの支配から逃れる彼らの冒険は、自然とスティーヴン・スピルバーグの『E.T.』(1982)を思い起こさせる。胸躍る愉快な冒険劇『Arco』は、タイムトラベルが可能な未来と、巨大な森の上のプラットフォームで人々が平和に暮らす姿を、美しく感動的に描き出す。