彼⼥は気品に溢れ、ラファエロの絵のように均整の取れた絶世の美⼥だった。ある晴れた冬の⽇、彼⼥はベルリン・テーゲル⾏きの⽚道航空券を購⼊した。彼⼥は過去を忘れたかった。ひとつのことに集中したかったのだ。運命に従うこと、それが彼⼥の唯⼀の願いだった。⾒知らぬ町ベルリンは、情熱を傾けるのにふさわしい場所。彼⼥の情熱は飲むこと。飲むために⽣き、飲みながら⽣きる、酒飲みの⼈⽣。
西ベルリンのアート、ファッションシーンのアイコン的存在であったタベア・ブルーメンシャインの魅力に溢れる作品。R・W・ファスビンダーが「最も美しいドイツ映画」の一本として選出し、リチャード・リンクレーターが最愛の作品とした。