「多くの方が『元祖Kヒーロー映画』と呼んでくださる作品だけに、久しぶりに大きなスクリーンで一緒に楽しみたい」――俳優カン・ドンウォン
チェ・ドンフンは、多数の登場人物が善と悪の間を行き来し、ついには誰も信じられなくなる人間関係の複雑さを、ジャンルの中で痛快に解きほぐす術を心得ている。状況に応じてあちこちに流され、容易には判断しがたい曖昧な正体を巧みに調整しながら、人物と出来事に応じて映画のリズムを変幻自在に操る。『チョン・ウチ 時空道士』は武侠、コメディ、ファンタジーを織り交ぜて時空を超え、現実と幻想を行き来しながら、夢と生、真と偽、現実と映画を自在に変容させる。分身の術を使い、風を起こし、現実を変形させるチョン・ウチとファダムの対決では、風のように軽やかで滑らかな飛翔と、転がり落ちる肉体の重さが、目まぐるしい編集によって緊張感を高める。結局、映画とは動きであることを証明するかのように、『チョン・ウチ 時空道士』は絶え間なく現実と幻想を行き来し、飛翔と墜落が生み出す速度の快感をもたらす。