インドネシアを代表する映画監督ガリン・ヌグロホの最新作。1946年、オランダからの独立を宣言してから数か月後、いまだ混乱の続くインドネシア。インドネシア人とオランダ人の混血である地質学者フランスは、スマトラ島を横断して臨時首都となったジョグジャカルタに重要な測量資料を運ぶ命を受ける。インド人の元兵士カシムと盲目の無線技士アリヤが同行し、途中から中国系の看護師フィフィや歌手のバンドリアも加わるが、独立派の民兵に捕らえられたり、オランダのスパイに追跡されたりするなど、彼らの旅は困難を極める…。植民地支配者にも新国家にも属さない主人公フランスを演じるのは、インドネシアを代表する名優ニコラス・サプットゥラ。