スミアティ(クリスティン・ハキム)は、若い頃には人気のジャティラン舞踊家だったが、今は一人残された未亡人である。夫は賭博にのめり込み、借金だけを残して自殺し、彼女はその借金を返すため、一人娘のスリ(アユシタ)を無理やり結婚させなければならなかった。しかし、酒に酔って家庭内暴力を繰り返す婿から最後まで娘を守ることができず、スリは逃げるように祖国を離れ、移住労働者となる。そこで雇用主の虐待に苦しんだスリは殺人を犯し、死刑を宣告される。娘の悲劇的な知らせを受けたスミアティは、周囲の無視や引き止めにもかかわらず、娘に直接会いに行くという切迫した決意をする。エディ・チャヨノ監督の長編第4作『IBUKU』は、前作に続き、彼が生まれ育ったジョグジャカルタの家族の物語、特に抑圧された女性たちの人生を深く掘り下げる。家父長制と経済的崩壊の中で、犠牲と抵抗に耐えなければならなかった女性たちの苦痛は、本作でさらに深い心理的な旅へと広がる。深刻な干ばつで乾き切った自然環境は、登場人物たちの荒廃した内面とトラウマを映し出す場であると同時に、逆説的な逃避場所として機能する。社会と共同体から放置され、選択肢もないまま人生の罠に閉じ込められた女性たちに今、本当に必要なのは、悲劇の連鎖を断ち切るための和解と赦しではないだろうか。