『Without Permission』は「映画を作る映画」を超え、映画が今なお問い、抵抗することのできる最後の言語であることを証明する。亡命中だったイラン出身の監督は、新作のために祖国へ戻るが、当局は撮影を許可しない。それでも彼は、ヒジャブの着用義務とメディア検閲が日常となっている社会で、次世代の声を記録することを決意する。そして砂漠の外れにある廃墟に、映画俳優になりたい少年少女を集め、カメラテストを行う。さらに「なぜ俳優になりたいのか、愛とは何か、自由を想像したことがあるか」といった簡素な問いによって、彼らの心の奥深くをたたく。カメラの前にいる子どもたちは、内向的であれ外向的であれ、世界のどこにでもいそうなありふれた顔だが、彼らが生きる現実は理想とはほど遠い。男女が握手することさえ禁じ、公共の場での歌や踊りを制限する規律、アフガニスタンからの移住者と地元住民の間に漂う微妙な緊張が次第に浮かび上がる。乾ききった大地は、幾重にも重なるこうした統制をいっそう鮮明に際立たせ、子どもたちの純真無垢な答えは、「統制された秩序の中での自己表現」という主題に真っ向から切り込む。英国へ移住したハサン・ナゼル監督は、『Without Permission』を通じ、抵抗と解放の言語として映画が存在する理由をあらためて問う。彼が投げかけた問いは上映が終わった後も長く観客の心を揺さぶる余韻を残すだろう。