フランスのアニメーション監督兼イラストレーター、セバスチャン・ローデンバックは、10本ほどの短編と、詩のアニメーション映画シリーズを監督し、アヌシー、カンヌ、クレルモン=フェランなどの主要映画祭で評価を得てきた。長編デビュー作『手を失くした少女』(2016年)では、独自の「途切れた線」のスタイルを確立し、カンヌのACID部門に招待され、セザール賞にノミネートされた。キアラ・マルタと共同監督した『リンダはチキンが食べたい!』(2023年)は、アヌシーの長編部門クリスタル賞、セザール賞長編アニメーション賞、リュミエール賞、ヨーロッパ青少年映画賞など、40以上の賞を総なめにし、喪失と悲嘆を軽やかで温かなタッチで扱う彼の才能を改めて示した。最新作『Viva Carmen』は、ストリートチルドレンの目を通してジョルジュ・ビゼーのオペラ『カルメン』を再解釈した作品で、2026年カンヌ監督週間で世界初上映された後、アヌシーのコンペティション部門で上映され、『カルメン』の物語に新鮮でフェミニズム的な色彩を帯びた解釈を施したとして、批評家から広く高い評価を得た。